「部分日食」を撮影 (特別篇19)
ほとんど毎年のように、地球上のどこかで皆既日食を見ることができるといわれていますが、日本本土に限ってみると、
1963(昭和38)年7月21日に北海道東部で観察されて以来、実に46年ぶりのことでした。しかも鹿児島県のトカラ列島や
奄美大島など、ごく一部の地域しか皆既日食は観察できませんでした。柏崎では太陽の約7割が月の陰に隠れる部分日
食でしたが、雲の合間から太陽が顔をのぞかせてくれることを祈りながら、時々空を見上げては、シャッターを切りました。
次回の皆既日食は、26年後の2035年9月2日(北陸・北関東地域)で柏崎では、ほぼ皆既日食に近い太陽を観察できそうです。
それより3年後の2012年5月21日の朝には、九州から関東にかけての太平洋側の大部分の地域で「金環日食(金環食)」が見られます。
柏崎は、今回同様に部分日食には変わりありませんが、約9割という、ほぼ金環日食に近い太陽が見られそうです。期待しましょう!
撮影場所:柏崎市若葉町2−31(柏崎市立教育センター)
撮影時間:午前11時45分〜55分(左から右へ推移)