牛の角突き 特別篇68(12枚)

全国には約2万校の小学校がありますが、唯一「闘牛」(角突き牛)を飼育している小学校が小千谷市内にあります。
錦鯉の里でも有名な小栗山地区にある全校児童19名の東山小学校です。
先日、その小学校で飼育している「牛太郎」が出場した「牛の角突き」10月場所を見学してきました。
 小千谷の「牛の角突き」は、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
牛・牛飼いそして地域が一体となって守り続けてきた伝統行事で、江戸時代の文豪、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」にも描かれていたと言われています。
勝負も引き分けを原則としいるのが大きな特徴のようです。興奮した闘牛を止める「勢子」と呼ばれる若い人たちの勇壮な姿にも感激しました。
10月場所は全部で21組の取組があり、後半戦が近づくにつれて三役格の体重1トンもある闘牛が登場し、迫力ある戦いを見せてくれました。
 前半の取組が終了した後、東山小学校児童による「闘牛の歌」の披露がありました。
地域の伝統を永く受け継いでいこうとする関係者の想いや、闘牛に対する児童たちの強い愛着を感じてきた一日でした。